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涼しい敷布団を選ぶコツは?やってはいけない暑さ対策・掛け布団やパジャマの選び方も紹介

by 山内由佳 on February 24, 2023

夏になると、暑くて眠れない、汗で気持ち悪くて途中で目が覚めてしまう、といった問題に悩まされている人はいませんか?エアコンや扇風機を使うと寝室は涼しくなりますが、度を超えた使い方をすると体が冷えて健康に影響が出るかもしれません。

 

ここでは、涼しい敷布団を選ぶコツを解説します。やってはいけない暑さ対策や、夏に使いたい掛け布団・パジャマの選び方も紹介します。夏の暑さに負けずに快適に眠れるよう、敷布団選びにお役立てください。

 

涼しい環境で眠るには天然素材の敷布団がおすすめ

高温多湿な日本の夏には、天然素材の敷布団がおすすめです。天然素材の敷布団は吸湿性・放湿性がよく蒸れにくいためです。

 

湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体の温度調整機能がうまく働かなくなる結果暑さを感じやすくなります。温度自体には余裕があっても、湿度の悪影響で寝苦しくなるでしょう。

 

1.木綿(コットン)の敷布団

木綿(コットン)の敷布団は、日本では一般的です。昔ながらの敷布団なので馴染み深く、どのように取り扱ってよいか悩む人は少ないでしょう。

 

木綿は吸湿性が良好です。ただし、天然素材の中では放湿性がやや低めです。寝床がジメジメしないように、定期的に敷布団を干して湿気を取り除きましょう。木綿の敷布団について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

 

木綿の敷布団のメリット・デメリット│取り扱い方法・家庭で洗濯できない理由も解説

 

2.羊毛(ウール)の敷布団

羊毛(ウール)の敷布団は木綿の敷布団よりも放湿能力が高め。頻繁に干さなくてもよいため、羊毛の敷布団はお手入れの手間がかかりません。

 

また、「夏に羊毛の敷布団は暑すぎるのでは?」と考える人もいるでしょう。たしかに羊毛は保温性が高く、ふっくらした見た目も手伝って冬をイメージさせる素材です。しかし、吸湿性・放湿性に優れる羊毛は、高温多湿な日本の夏にぴったりの素材です。冬にあたたかさを求めて羊毛の敷布団を用意した人は、そのまま夏にも利用して構いません。羊毛の敷布団について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

 

羊毛敷布団のメリットデメリットとは?魅力と購入時の注意点について

 

3.馬毛(ロースハー)の敷布団

馬毛(ロースハー)は、日本では聞き慣れない素材かもしれません。しかし、ヨーロッパでは、馬毛は上質で希少な素材として扱われています。

 

長い馬毛は職人の手でカールを施され、弾力感があります。吸湿性・放湿性に優れる点はもちろんのこと、サポート力も馬毛の敷布団の大きな魅力です。馬毛の敷布団について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

 

希少な天然素材「ロースハー(馬毛)」の高い機能性

 

涼しい敷パッドの併用もおすすめ

天然素材の敷布団がよい、とは言っても、敷布団を買い換えるにはお金がかかります。できれば今の敷布団のまま夏を迎えたい、という人もいるのではないでしょうか。ここでは、涼しい敷パッドを紹介します。今の敷布団にプラスして、涼しく眠れる環境を整えましょう。

 

1.天然の再生繊維や麻の敷パッド

麻(リネン)や再生繊維の敷パッドがおすすめの理由は、敷布団と同じく吸湿・放湿性に優れるためです。また、敷布団は頻繁に洗えませんが、敷パッドは手軽に洗えます。汗や汚れを洗濯で洗い流すと、気持ちよく眠れるでしょう。

 

再生繊維とは、天然素材を細かく粉砕し、溶解したものを紡績した繊維です。廃棄されたペットボトルなど、化学系の素材から作られる再生繊維もあります。ただし、涼しさを目的にする場合は、天然素材から作られた再生繊維の敷パッドを選びましょう。

 

なお、天然素材の再生繊維には、ユーカリの木材を利用したリヨセル(テンセル)やパルプを利用したレーヨン、コットンの原料となる綿花の繊維を利用したキュプラなどが挙げられます。

 

2.冷感敷パッド

リネンやコットンの敷パッドは暑さを和らげますが、冷たいとまでは感じにくいと考えられます。一方、冷感敷パッドは素材や構造を追求することで、横たわったときにひんやりと感じさせます。

 

冷感敷パッドの性能を比較する際は、「Q-max」という数値が基準になります。Q-maxとは、触れた瞬間の冷たさを数値化したものです。Q-maxの数値が大きいほど、冷たさを感じられるでしょう。

 

ただし、冷却ジェルが入った冷感敷パッドの多くは、Q-maxの数値こそ大きくても、横たわっていると徐々に表面の温度が上昇してきてしまいます。冷たさが持続する冷感敷パッドを選ぶには、メッシュ加工のように熱を逃がす工夫がなされたものを選びましょう。

 

おすすめできない敷布団がらみの暑さ対策

涼しくなりそうなイメージがあっても、以下の方法はおすすめできません。

 

1.アクリル・ポリエステルなどの敷布団を使う

アクリル・ポリエステルは合成繊維です。合成繊維の敷布団は割安で手軽に変えますが、吸湿性・放湿性にかけます。なんとなく涼しそう、という理由で合成繊維の敷布団を選ばないようにしましょう。

 

2.敷布団なしで硬い床に直接寝る

エアコンの効いた室内は、床がひんやりしています。敷布団なしで床に直接寝たいと考える人もいるかもしれません。

 

しかし、一部の冷感敷パッドと同じように、体温の熱で床の温度は上がっていきます。寝ている間に無意識に冷たい部分を探して寝返りしていると、睡眠の質が低下してしまいます。また、硬い床で寝ると体が痛くなったり、血流が悪くなったりするかもしれません。床に直接寝ずに、敷布団を使いましょう。

 

暑くて寝苦しいときは敷布団に原因があるとは限らない

涼しい環境で眠るには、敷布団のほかに、掛け布団やパジャマにもこだわりましょう。例えば保温性の高い羽毛布団は冬に重宝する寝具です。しかし、夏になっても羽毛布団を使い続けると暑くて眠れないと考えられます。

 

敷布団と同様に、アクリル・ポリエステルなどの合成素材も蒸れやすいため避けるべきです。また、暑いからといって何も着ずに寝ると、冷房の風で冷えすぎたり、体温をうまく調整できずに睡眠の質が低下してしまったりするでしょう。

 

では、いったいどのような掛け布団やパジャマを用意すると、夏に快適に眠れるのでしょうか。

 

涼しい敷布団と合わせたい寝具

夏におすすめの掛け布団やパジャマを紹介します。

 

涼しい掛け布団

肌掛け布団や合掛け布団 をうまく使い分けましょう。掛け布団は中綿が多い順に、本掛け布団・合い掛け布団・肌掛け布団に分類できます。

 

中綿の充填量が多いほど、掛け布団の保温性は高くなる傾向です。合い掛け布団は、春や秋など暑さ寒さを感じにくい穏やかな季節に役立ちます。肌掛け布団は、夏におすすめです。合い掛け布団・肌掛け布団ついて詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

 

羽毛布団の使い方・使い分け│本掛け布団・合掛け布団・肌掛け布団・2枚合わせ布団の違い

 

涼しいパジャマ

敷布団や敷パッドと同じく、天然素材を使った吸湿性・放湿性のよいパジャマを選ぶと涼しく眠れます。パジャマは肌に直接触れるため、肌ざわりにもこだわって選ぶとよいでしょう。

 

夏の敷布団の豆知識

以下は、夏の敷布団に関する豆知識・アドバイスです。

 

1.布団乾燥機の使い方

夏は、湿気やダニ対策として布団乾燥機を使います。「夏専用のコース」が設定されている乾燥機を選ぶと乾燥後にあたたまった布団を冷ましてくれるため、ほどよく冷まされた敷布団で眠れます。

 

2.子ども・赤ちゃん用の涼しい敷布団の選び方

夏場は、赤ちゃんや子どもはよく汗をかきます。バスタオルを敷いて頻繁に取り替えるなど、寝汗を逃がす工夫を取り入れましょう。また、子どもや赤ちゃん用の敷布団選びは、硬さがポイントです。成長過程で背骨を形成する際は、硬さのある敷布団を選びましょう。また、硬めの敷布団であれば、赤ちゃんが寝返りを打ってうつぶせになったときも呼吸を確保できます。

 

涼しい敷布団なら天然素材をチョイス。掛け布団などにもこだわりを

木綿や羊毛などの敷布団は、夏も涼しく眠れます。敷布団だけではなく、掛け布団やパジャマにもこだわると、暑い夏でも快適に眠れるようになります。

 

シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、吸湿性・放湿性に優れる上に寝心地も快適です。夏にも使える敷布団をお探しの際は、ぜひシェーンベルグの馬毛敷ふとんをご検討ください。

 

シェーンベルグの馬毛敷布団

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